学内教育活動

 宇都宮大学大学院地域創生科学研究科、地域デザイン科学部で開講している主な講義や演習について紹介しています。

 


地域創生科学研究科(大学院修士・博士課程)


自然共生デザイン論・自然共生デザイン特論

 自然と共生した持続可能な地域デザイン手法について、地域生態学を応用した実践的な方法を始め、地域課題の解決や地域の再生・活性化につなげるための諸方策を解説します。生物多様性地域戦略、野生鳥獣管理、里山の生態系サービス、自然再生についてとりあげます。

 


地域デザイン科学部(学部)


地域資源論

 地方が直面する様々な課題に取り組むとともに、持続可能な地域づくりに向けて、改めて地域資源活用に対する期待が高まっています。本講義では、地域資源とは何か、その特性はどこにあるか、また地域資源をどのように見いだして活用すべきか、事例を示しながら解説していきます。

地域生態学・地域生態学演習

 宇都宮大学では、1989年から「地域生態学」が開講されています(地域の生態学 朝倉書店 1991)。講義で地域の生態系やそのシステムとしての特性について理解するとともに、演習では自然の価値を伝えるインタープリテーションを学びます。

GIS入門・GIS演習

 コンピュータ技術の進展とともに、空間情報の利活用はめざましく進歩しています。GIS演習では、地域の様々な空間情報をコンピュータで扱うための基本的なスキルを修得するため、GISやリモートセンシングソフトを用いた演習を行っています。

コミュニティデザイン演習(地域生態学分野)

 担当教員の専門分野における少人数による演習形式の授業です。実際のフィールドとの関わりから、地域生態学に関連したテーマを見い出す力を養います。関連する文献の講読、地域調査・分析の方法など、実践的な理論と手法に関する知識・技術を深めます。

地域デザイン訪問

 この授業は、学外見学を実施し、地域社会のコミュニティや種々の施設、技術や対策の取組みに直接触れる機会を設けています。また、見学後には、学科混成グループに分かれて、地域社会の特性や課題についてグループディスカッションし、その結果を発表する機会があります。平成30年に実施した研修をコーディネートしました。


学内横断教育プロジェクト


UU-UNIMAS EduTour

 宇都宮大学とマレーシアサラワク大学(UNIMAS)は、2017年に国際交流協定を締結しました。EduTourは、国際交流を通じて、相互の学生の異文化体験や語学研修を行う国際的な教育プログラムです。2020年のEduTourには、宇都宮大学から地域デザイン科学部の学生3名を含む、31名が参加して現地を訪問しています。しかし、その後に生じたコロナ禍により、学内での報告会が延期されていました。このため、インターネットを用いて、UNIMASの教員や学生にも参加いただいて、報告会を実施しました。

 報告会を実施するため,以下の特設サイトを設置し、また報告会のWebinarをホストしました。この報告会には、学内外から148名の参加がありました。