研究室が目指すもの
地域生態学研究室(高橋研究室)は、人と自然が共生する地域社会の実現を目指して、生態学やランドスケープ学の視点から、地域の自然的・文化的特性を探求する教育研究活動を行うため、宇都宮大学に2006年に設置されました。
人と自然が共生するためには、私たちの生命の基盤となる生態系・生物多様性や自然の恵みについて、よく知ろうとする自然科学的アプローチが大切です。また、時には荒々しさを見せる自然と、どのように折り合いをつけながら乗り越えていけばいいか、先人の知識や知恵に耳を傾けてみる人文社会学的アプローチも求められます。
地域生態学研究室では、自然保護や里山保全、外来種や鳥獣害対策、インタープリテーションや環境教育の普及など、人と自然の共生を実現するための地域課題の解決や新たな地域価値の創出に向けた研究テーマに取り組んでいます。市民科学による共同研究、野生鳥獣との共生、インタープリテーションの人材育成など、研究成果をもとにした地域社会との交流も積極的に行っています。
国立大学法人 宇都宮大学 大学院地域創生科学研究科/地域デザイン科学部
教授 高橋 俊守